ソーシャルフットボールは、精神障がいを持つ方が行うフットサルやサッカーです。基本ルールは健常者と同じですが、女子選手を含む場合は最大6人でプレーするなどの特別ルールもあります。
静岡のソーシャルフットボールーチーム
静岡県西部地区(浜松市など)を中心に練習・交流試合を行っています。
ソーシャルフットボールは、精神障がい者のスポーツ参加率が他の障がい者に比べて極めて低い状況にある中で、彼らの自信を取り戻し、仲間との絆を深める場として設立されました。精神障がいを持つ多くの人が、自分に自信が持てず、価値を感じられないという思いを抱いています。そこで、フットボールを通じて自信をつけた人々がモデルケースとなり、「自分にもできるかもしれない」という好循環を生み出すことを目指しています。
「ソーシャルフットボール」という名称は、イタリアの「calciosociale」(英訳 social football)に由来しています。このムーブメントは、年齢、性別、人種、貧困、家庭環境、障がいなどの違いを超え、社会連帯を目指すフットボールの形態です。2011年、日本の精神障がい者フットサルチームが初の海外遠征でcalciosocialeに触れ、その理念に共感し協会名に取り入れました。現在は、ルールを一部修正したフットサルとして、日本各地で普及が進んでいます。
人 数 | 5人 ※女子選手を含む場合に限り、最大6人(女子が2人でも最大は6人) |
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時 間 | 大会ごとに規定 |
ピッチサイズ | 大会ごとに規定 |
クラス分け | なし |
対象者 | 1)以下の要件全てを満たし、スポーツマンシップに則って大会に参加できる人 2)精神疾患/精神障がいのため医療機関で継続的に治療を受けている人 3)WHOの国際診断基準「ICD-10精神および行動の障害」のうち、F2 またはF3に該当する者を中心とするが、他の精神疾患 / 精神障がいも妨げない 4)毎年4月1日現在、13 歳以上の精神障がい者で、以下㋐~㋒のいずれかを提示できる人 ㋐ 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第45条の規定により、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた人 ㋑ 障害者自立支援法の自立支援医療制度を利用している人 ㋒ 精神科を継続的に受診しており、主治医より通院証明書の発行が得られる人 |
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※日本障がい者サッカー連盟HPより