CPサッカーは、脳の損傷による運動障がいを持つ方が行う7人制のサッカーです。名称は「Cerebral(脳)」と「Palsy(麻痺)」の頭文字をとったもので、この障がいに特化したルールでプレーされます。
静岡のCPサッカーチーム
2021年5月5日に静岡市にて発足した静岡県唯一のCPサッカーチームです。名前は三浦泰年氏が命名、AQは英語のAdversity Quotientの略で、逆境指数とも呼ばれています。esforçoはポルトガル語で「努力」逆境に立ち向かい努力し続けている集団、素晴らしい厳しい状況の時に力を発揮する粘り強いチームになって欲しい、障害を乗り越えて努力する姿は感動を超え、奇跡を呼び起こすという願いが込められています。
CPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)は、比較的軽度の脳性まひを持つ選手がプレーできるよう考案された7人制サッカーです。立った状態で行う脳性まひスポーツの中で唯一の団体競技となっています。「CP」とは英語の「Cerebral(脳)」「Palsy(麻痺)」の略で、英語では「CP Football」と表記されます。フィールドは11人制サッカーより小さく、オフサイドがなく、片手で下から投げるスローインが認められている点以外は、11人制サッカーとほぼ同じルールで行われます。
手一人ひとりの障がいの程度が異なるため、互いの状況を理解し合いながらプレーすることが求められ、チームワークが非常に重要な競技です。国際大会も数多く開催され、世界中で広く行われています。世界レベルは非常に高いものの、将来の日本代表選手として活躍するチャンスが十分にある競技です。
人 数 | 7人 |
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時 間 | 30分ハーフ |
ピッチサイズ | 70m×50m |
クラス分け | 両麻痺、四肢麻痺(アテトーゼ、痺直型、運動異常、運動失調)、片麻痺など障がいタイプに関わらず、障がいの程度により3クラスに分類されます。 FT1:重度 FT2:中度 FT3:軽度 FT1の選手を1人以上、FT3の選手は1人以内で編成します。 |
対象者 | 脳性まひ、脳卒中、脳外傷など、何らかの原因による脳の損傷によって運動機能障がいのある人(両麻痺、片麻痺、四肢麻痺)で、自力で歩く、走ることができる人(杖の使用は不可)。 |
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その他 | ・オフサイドなし。 ・スローインは片手でもボールを下から投げ入れてもよい。ただし、下から投げ入れる場合、ボールはすぐにグラウンドに接していなければならない。 ・再スタートのとき、対戦相手のチームの選手は、最低7mはボールから離れる。 |
※日本障がい者サッカー連盟HPより